坂本屋のカツ丼
2006年 02月 28日
ここが西荻で有名で老舗と聞かなければ、入ることもないと思う、
そんな坂本屋へ行ってみた。
食通と名乗る山本益博氏が絶賛したことでも有名。(彼を支持しているワケではない)
アド街ックでも登場したらしい。
メニューは、私のような一般庶民の好むオムライスやら、チャーハンやら、
カレーライスやら、焼きそばやらのラインナップ。
ここは、有名なカツ丼で行ってみよう。
カツ丼とお味噌汁、お漬物で750円。昼も夜も多分この価格。
噂通り、注文が入ってから、カツを揚げてくれる。
アツアツで、衣はサクサクでクリスピー、タレは甘め。
カツの下には薄切りの玉ねぎが敷いてある。
カツは一切れを豪快に口へ放り込むのが吉。
何故なら、馬のように丈夫な歯でない限り、
一切れを半分に噛み切ることは出来ないからだ。
まい泉などをイメージしてもらっては困る。
ここは正しい町の食堂なのだから。
薄めだが、しっかり主張のあるお肉の存在感もあり。
カウンターでは、タクシーの運転手さん、
50代の部長さん風の方が、
それぞれ嬉しそうにカツを頬張っていた。
素朴な、時折無性に食べたくなる味かもしれない。
一代目のおじいちゃんは現在はサービス部門のよう。
奥の席に座っていたのだが、『ここへお座り下さい』と席を空けてくれた。
このお店のムードメーカーだ。
手に持っていたビニール袋の中に、
病院の薬袋が詰まっていたのが気掛かり。
元気で頑張って欲しいもの。
お店のトイレの清潔さにも、好感が持てます。
15席ほどの小さなお店です。
オススメ度
★★★