不思議な町
2006年 03月 21日
はっきり言って、ジミで、フツーな町なんである。
中央線の駅でひときわ暗い駅に着くと、あ、降りなきゃと思う。
(駅前にランドマーク的な高層階の商業ビルがないため、
駅から見て暗いんである)
わざわざこの町から外に出なくても、
和洋中エスニック、スィーツに至るまで美味しいお店は沢山あるし、
お遣い物も用意出来るし、
時間の潰せる喫茶店や古本屋さんもあるし、
家具から小物から、
洋服屋さんまである。
そして、どのお店も一家言ありそうなお店ばかりである。
隣の吉祥寺駅は、何でもありそうで、これは!という決定的要素に欠けるのと対照的である。
然しながら、西荻は何かヘンなんである。
ローカルな飲み屋さん。どこの町でもある風景。
何代も続いているお店も多く、
チェーン店やスーパーの少ない町だ。
新参者は介入出来ないのかな。
かと思えば、卓球酒場がある町は他にはないだろう。。
悪酔しないのかなあ。
こんな住宅街にあって売れるのか?と心配してしまう
お洒落な洋服屋さん。
表参道や青山と違って、名古屋や埼玉、神奈川から来る人はいないだろうしねえ。
やっぱり地元の人が買うんだろうか。。
然しながら、この西荻という町、
寂れた商店街を曲がったところに
いきなりお洒落なCafeや、
こんなところにあっても見つける人はいるのか?と思える
渋いアンティーク屋さんなんかあったりして侮れない。
商売っ気はあるのか、趣味なのか?
見つけて欲しいのか、
こだわりを持っている人だけに来て欲しいのか?
謎なお店がイロイロあるんである。
もちろん、変わりモノな私は、
そんなところも深く愛しているんである。