西荻夫婦のお家
2006年 04月 22日
淡々と醒めた視線で書いているこの本は、自分の好みとは微妙に違うけれど、漫画と写真が一体になったようで興味深く、西荻のお店が色々登場して、楽しかった。
漫画というより、エッセイに近いような。
作者の視線が冷静なのは、こちら(最後の3行)を拝見して納得できた気もする。
主人公の夫婦が住んでいる家に、私を含め読者は惹かれたことと思う。
モデルになった洋館が、
ここ。
昭和10年頃建てられたそうだが、イイ味が出ている。
通りがかると、素敵だなあといつも眺めている。
西荻では戸建のお宅が多いのだが、新しい小洒落たデザイナー風の家よりも、
古い和風の家、時を経た洋館に惹かれてしまう。
歩き回っていると、そういうお宅が結構ある。
南口にあって、今はギャラリーになっている。
良いものを残してくれている西荻の懐の広さが好きだ。