寝ても覚めても、ニューヨーク。。なんちゃってNewYorkerになります。ブログは、移行する予定です。


by blueinjpn
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カテゴリ:Book( 1 )

流れ星のように

先月たまたまチャンネルをつけていたTVで後半の1時間ほど見た
愛と死をみつめて』。
内容は知っていたが、かなり昔の話で、今まで映画もTVも見たことはない。
俳優さんがあまり上手いとはいえないものの、
実話の台詞の良さに引き込まれ、見てしまった。
見終わった時には、頬が濡れていた。

見終わって思ったのは、
この悲しい病気を、現代の医学では、治せるまでに進歩したのだろうか?
(骨肉腫は癌の一種だから、それほど進歩していないのではないか)
ドラマや映画は美しい部分を強調しているので、実際はどんなに酷い事だったろうか。。

あまり出来が良いとは思えないドラマでも
大島みち子さんは、かなり聡明だと感じるのだから、実際の彼女はどうだったのだろうか?
彼女のことが、知りたくなった。

図書館で本をリクエストし、初めに来たのが、若きいのちの日記
大島みち子さんの日記である。

実は、日記もの、書簡ものは苦手である。
人さまの人生を覗き見るようで、恥ずかしい。

が、一気に読んでしまった。

何より驚いたのは、彼女の精神の健やかさと豊かさだ
耐え切れないであろう悲しみ、苦しみ、恐怖を抱えながら、
あくまでも前向きで、届く限りの光に手を伸ばそうと努力している。

最後のページになって、ああ、逝かれてしまったのだ、ということが信じられないくらいであった。

その生き様は、流れ星のようだ

宇宙には無数の星があって、地球に届くほど、輝く光の星はどのくらいだろう。
私のような凡百の星は、雲に隠れ、光は地球に届かないだろう。

大島みち子さんは、瞬いて、あっと言う間もなく、
夜空を駆け抜ける流れ星のような人生だった。

本に掲載されているお写真を見ると、美しい方だ。
20歳とは思えない聡明さが文に滲み出ている。

その聡明さゆえに、より一層苦しみ、傷つき、悩んだことだろう。

普通の人間には絶え難いほどの苦しみのために、
精神的に成熟してしまった娘を見て、
親御さんは誇りに思い、そして悲しくも思ったであろう。
まだ無邪気に、若さを楽しみ、人生を模索する時期に
彼女はある精神の高みにまで到達してしまったのだ。

昨日までの私は死にました。
また、別の新しい人生を生きなければ。
(文が定かではありません)

人間は再生する生き物なのだ、と思った。

どんなに辛くても悲しくても、勝手に人生に幕を引くわけにはいかない。
そうなれば、自分が変わっていくしかない。
変化し続け、再生する事こそ、生きていくことなのかもしれない。

c0074444_2238285.jpg愛と死をみつめて
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by blueinjpn | 2006-04-04 23:58 | Book