寝ても覚めても、ニューヨーク。。なんちゃってNewYorkerになります。ブログは、移行する予定です。


by blueinjpn
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カテゴリ:Movie( 11 )

ダンサーなら誰でも、踊ることは、この世の中で一番気持の良いコトだと思っている。
それを超えるものはないと。

アドレナリンが溢れ出し、
水面下に隠れていたフェロモンが漂う。
アームスは感情を表現し、ステップは行動を表す。
音楽と振付と想いが一つになる喜び。

こんな 素敵な瞬間があるだろうか。

この映画は、鏡に映る先の世界を求めた、ダンサーたちのドキュメンタリーである。
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ずいぶん昔に、A Chorus Lineというミュージカルがあった。
パーソナリティを告白し、苦悩をぶちまけ、ダンサーの素顔をさらけ出した。
ブロードウェイでロングランになり、映画にもなった。

かくいう私も、舞台、映画とも観たのだが、
舞台を見た時は、『がっ!オジサンやオバサンたちばっかりやん。。』と思ったのだ(失礼。。)
初演からずいぶんと経っていたので、振付も古臭く感じ、ダンスというよりPlay(演技)の部分が多いように感じた。
語学力も追いつかず、舞台のA Chorus Lineは、正直退屈だった(何を言うてんのか、良く分からんし。。 汗)
もともと、Musicalは苦手なのだ。あの、独特の臭さが(Musical Fanの方、ごめんなさい)。。

しかし、映画のA Chorus Lineを見た時、キャスティングも若くなり、振付も洗練され、
カメラワークのテンポの良さに、すっかり心を奪われ、そらで覚えられるほど、何度も見た。

それから月日が流れ(ずいぶんと)
また、あのA Chorus Lineが、ブロードウェイで再演された。そのキャスティングのオーディションの過程をフィルムに収めているのが、
今回のブロードウェイ♪ ブロードウェイ ~コーラスラインにかける夢(長くてヘンなタイトルだ 汗)

『five,six,seven,eight』のシーンに、鳥肌が立つ。あ、これこれ、これなのよ。
集中して踊る時のテンションの高さ、緊張感。
『オーディションへようこそ』は、『地獄へようこそ』と同義語だ。自分の力を試され、個性を時に否定され、要求に応えねばならない。

雪の降る真冬のニューヨーク。長い列を作って待つ、オーディションの一次は、ダブルピルエット。
長時間厳寒の中で待たされ、冷え切った筋肉でピルエットするのは、単なるダブルであってもキビシイ。

私がNYで稽古をとっていた頃は、Jazz Danceの黄金期だったと思う。
素晴らしい振り付け師がいて、100年に一度現れるかどうか?と思う先生がいらした。
同じ稽古場で見るダンサーの巧さに度肝を抜かれ、感嘆した。

その後、ブロードウェイは、Disneyに覆い尽くされ、子供の世界になってしまった。
ああ、もうあの頃のような、めくるめくGolden Ageのダンスの世界は消えてしまったのだろうか?と、淋しさを感じていた。

今回の映画を見て、その思いは打ち消された。
Broadwayは、まだ息をしている。素晴らしいダンサーが沢山いる。嬉しかった。
Golden Ageの良い遺伝子を引き継いだ次世代のダンサーが育っていた。

『ダンスが踊れなくなったらどうする?』に、『ダイエットを止めるわ』と答えた初代コニー(オリジナルキャスト)は、
ダイエットは止めたようだが(笑)、エエオバサンになった今でも踊り狂っていた。

舞台や映画を見た時、かつてスターだったキャシーがコーラス(その他大勢)に選ばれるのが、腑に落ちなかったのだが、
当初は落ちる設定だったことも分かった。(その他大勢で踊るのに、格が違い過ぎるのは、ヘンだ。)

飛びぬけて、ダンスの巧い男の子がいたが、コーラスにするにはダンスが目立ち過ぎて落ちた。
強い軸があれば、いつまでも回れるし、何でも出来るワケね。。(いつ止まるんだと呆れるほど、回り続けていた)
彼は、Step It Up & Danceに出れば、Cody君に勝てたかもしれない。(こちらを参照

どんなヴォイス・トレーニングをしているのだ?と思うほどの声量の『At the Ballet』に酔い、
舞台上の台詞であるにも関わらず、演じているダンサー自身の経験のような錯覚に陥る。
2時間近くあったはずなのに、10-15分ほどの短さに思えた。
もう少し、見たかった。あの役のキャストは出てこなかったけれど、どんなだったろう?
先月のSex and the cityに続いて、良かったなあと思える映画でございました。
興味のある方は、是非ご覧下さいませ。

オーディション・キャストの舞台上のシーンは  で見ることが出来ます。

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by blueinjpn | 2008-11-12 23:59 | Movie


今頃ナンですが(上映最終週。。 遅っ!汗)、
映画のSex and the city 見て来ました。

見終わって、すぐもう1回続けて見たいと思うほど、
(途中でトイレに行きたくなり、離席したのもあるけど 汗)
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目が腫れるほど 泣いてしまい、
声を出して 笑い転げました。
TVのシリーズより、ずーーっと良く出来ていました。049.gif
c0074444_1772492.jpg正直 タダ券が当たったら、見ようかなくらいで、
プラダを着た悪魔 程度かと(失礼)、
期待していなかったんですが。。

何が良かったかというと、
大人の女性の感情が、リアルだから。

とても 正直なセリフが多くて、
そうそう、と同感しながら見てました。

ファッションとか
ライフスタイルはかけ離れておりますが、
感じることは同じ。

女同士でなければ分からない、本音。

TVシリーズが終わってから数年、
4人もそれなりに老けてます。。(汗)
ドアップになると、結構キビしいです(ゴメン)。

映画は、TVシリーズの続きになっています。
(TVを見てなかった方にはちょっとキビシイですが、それでも楽しめるかとは思います)
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キャリー、ついに あのビッグと?
いやいやいや、TVシリーズでどうにも納得いかなかったのが、キャリーの夢の男性 ビッグですわ。
男性の本質をデフォルメした、あのビッグ。

冷たくて、ずるくて、イイ加減で、優柔不断

キャリー以外の3人も、私と同じく 『アイツは信用ならん。。』と思っとるワケですよ。

TVシリーズで、印象に残っているのが、

他の女性(スゴイ美人)と結婚していながら、キャリーと付き合い、
しかも自宅(!)に連れ込んでいるトコロに、妻が帰ってくる。。。
ショックを受けた妻が、階段から転げ落ちるかして、足を痛めたり。
サイテーなオトコです(怒)。キャリーもだけど。もちろん、その後、彼女とは離婚ですが。。

心を開かないヒトでもあります。
病気になった時、献身的に尽くすキャリーに、
初めて心を許す(何年も付き合ってて、そのザマ)んだけど、
病気が回復すると、また元の彼に戻り、
彼女に対して、心のドアをピシャリと閉める。
これについては、私も思うトコロあり、友人と話し合ったら、
二人とも同じ経験をしているのが、発覚。。(涙)

こんなヤツが、何故 夢の男性なんだ?
キャリーのキャラも苦手なんで(最も友達になりたくないタイプ)、まあ好きにしたら、ですが。


以下得意のネタばれなんで、
知りたくない方は、ご覧にならぬよう(ロードショーは、もう終わりですが。)。

映画の出足が、イロイロ好調過ぎて???(汗)









c0074444_17112755.jpgキャリーも含めて、4人が不安に思っていた通り、
(TVシリーズで、ビッグのキャラを知り尽くしている人も)
『やっぱり、アイツは、そういうヤツだよ。。』 ということになります。。。

前から不思議に思ってたんだけど、
コイツのどこがハンサムなのよ?
しかも、ますますデブになった。。(腹廻り、かなりヤバイ)
しかも、髪の毛薄くなった。。(言いたい放題)

いつも意味不明にニヤニヤしているけど、心は冷たいし。

ブーケで、アホ男を、バシバシ叩きまくるキャリー。
もっと、叩いてイイですよ。。。(私の許可出ましたので。。)

さらに、アホ男をどやしつけるシャーロット。
もっと、言ってやって下さい。(ふざけんな、このヤロー。)

アクシデント発生な現場を、『後は私に任せて』と引き受けるサマンサ。
素敵!サマンサは大好きなキャラなんです。
セクシーなキャラなんだけど、いつも男気アリ。

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人間本当に落ち込むと、起き上がれない。。
夜は酒の力を借りてでも、眠れるけど、
朝起きても、何の希望もないと思うと、起き上がれません。

眠り続けるキャリーに、
何日目かの朝、
サマンサ 『一口でも朝食を食べて』
キャリー 『ただ 眠いの』
サマンサ 『朝食を食べたら、またぐっすり眠れば良いわ』(笑顔で)
そうして、スプーンを口元に運び、キャリーにゴハンを食べさせてあげます。

ここで、ドッと泣けてしまいました。

大人になったって
何度傷ついたって
痛みには慣れることがない。

スポイル(甘やか)して欲しい時もある。

そんな時、傷んだ気持ちをケアしてくれる友人、素敵です。
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キャリーを含め、あまり知性的な人が出てこないこのシリーズで(大変失礼)、
珍しいキャラが、キャリーのアシスタント(映画 ドリームガールズで賞を取ったらしい)。
賢そうな目の、魅力的な人。非常に印象的でした。友達に欲しいタイプ。
そういえば、このシリーズは、脇役が魅力的な人が多いです。
(すいません、キャリーがどうにも苦手なんで)

c0074444_1721535.jpg4人のキャラクターの中で、一番好きなのがサマンサ。
正直で、アツくて、人間臭い、
ハンサムな女性とでも言うのでしょうか。

よっ、久しぶり!逢えて嬉しいよ!って言いたくなります。

世の中 何もかも上手く行くことなんてない、
うまく物事が行き過ぎると 怖い
とシャーロットが不安がるように、
大人になると 思うようにはいかないことだらけ。

そんな時、オトコ以外の 痛みを分かち合える友人がいるって、ありがたいです。

今回の映画で、TVシリーズと大きく違っていたのは、
TVシリーズでは、しょーもなく、オトコがどうしたこうしたと振り回されていたのに対し、
今回は、自分があって、人生があって、オトコもある、
って、皆さん大人になっていらしたこと。見習いたいと思います。。。。。。。(汗)

大人の女性に見てもらいたい この映画、
私も、もう一度見たいです。
音楽も良かったし(Step It Up & Dance Episode10で耳に馴染んだ、あのテーマソング)、
ブランド物に興味のある方には、もちろん楽しめるでしょう(私にはどのブランドだか、良く分かりませんが 汗)。
ファーストシーンのNYの夜景も、お決まりなんですが、やられます。
TVシリーズを見ていた方には、タイトルテーマでキャリーが着ていた あの白のチュチュのドレスに再会出来るというサービスもあり。

ちなみに、新宿ピカデリーで見たのですが、
新しくなったこの映画館、洗練されていて素敵!
内装がシンプルかつシックだし、綺麗だし、今後映画はここで見ます(キッパリ)。
シートには、ドリンクホルダーがあり、
荷物の掛けられるフックが、座席後部に付いているのも嬉しい気配り。
チケット売り場も広く、座席指定が出来るのもエエし、インターネットで予約も出来ます。
関係者じゃありませんが、おススメですわ。
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by blueinjpn | 2008-10-15 21:15 | Movie

オーロラ

年末に、レディース・デーで、バレエの映画 オーロラを見ました。
監督はエトワールと同じ人なので期待せず(つまらなくて寝た。。)、バレエだけを見に行きました。

バレエ団の中では、パリ・オペラ座が、一番好き。エレガントで、音のとり方も好みなんです。
イギリスのロイヤル・バレエは、きちきちとしすぎるし、
アメリカのバレエ団(それでもABTは好きだけど)は、やっぱりちょっとガサツなのが、否めないから。
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主人公の女の子(パリ・オペラ座のバレリーナ)は、可愛い!羨ましいような足の甲を持っています。
映画の中で気になったのが、すぐにドレスを脱いで、下着姿で踊りだすこと。男の人の前でも。。
少女なのに?
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想像通りの内容。つまり、バレエ以外はどうしようもない。。
色気のあるシーンはほとんどないので、お子さま連れ向けかと。
バレエを習っているお子さんに、見せてあげましょう。

テクニック、肢体とも、素晴らしいです。束の間の夢の世界へ。
バレエに興味のない方は、ゆめゆめ見るべからず。時間とお金の無駄です。
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一番素晴らしかったのが、舞踏会で見せるダンスシーン。

オペラ座のダンサーが踊っているのですが、このシーンが一番好きでした。
さすが、オペラ座だわ!と思いましたよ。

フランスの公式サイト

日本の公式サイト
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by blueinjpn | 2007-01-04 23:59 | Movie

プラダを着た悪魔

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試写会の券をもらい、プラダを着た悪魔を見に行ってきました。(USAのサイトの方が面白い)
今年の7月NYへ行った時やっていて、見たいなあと思っていたもの。

思っていた通り、内容は単純なものですが、
NYが好きな方、お洒落が好きな方なら、楽しめるかと思います。
監督はSex and the cityのディレクターなので、類似点が多いなあと。以下ネタバレあり。
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まず、ショットの撮り方が、Sex and the cityに似ているし、
業界で誘惑してくるオトコも、ニヤニヤぶりがビッグ(キャリーのボーイフレンド)に、似ているし、
職場の第一アシスタント(主人公は第二アシスタント)がミランダ(キャリーの友人、女性弁護士)に顔が似ているし、職場の相談相手のスタイリスト(?)の男友達(多分ゲイ、上記写真右)が同じく、ゲイの友人スタンフォードにあたるし。(最後は気の毒なことになりますが、最後の台詞も含め、彼のキャラ、好きです。)
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            ↑Sex and the cityと類似点多し。。

メリル・ストリープをはじめ、脇役が良かったのも面白くなった理由。
もちろん、NYの景色もふんだんに出てきます。同行のNY好きの友人が喜んでました。
私はブランドに詳しくないのですが、出てくる出演者が着ているものは全てブランド品だと思われるので、ブランド好きな方はたまらないかも。

心に残るほどではないですが、綺麗なシーンが多いので、女の子モードに浸れます。
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by blueinjpn | 2006-11-11 23:59 | Movie

World Trade Center

レディース・デーを利用して、同僚とワールド・トレード・センターを見てきました。
オリバー・ストーン監督ということで、イヤな予感もしていたのですが。。
この監督で良いと思った映画が一本もないんです。底が浅いというか。(あくまでも私見)

そして、こんなに重い題材にも関わらず、どうしてこういう浅い描き方になるのかなあと。
がっかりでした。実話なのに。

同僚は横で、半分近く、熟睡してたし。いいのよ、いいの。分かるわ、その気持ち。。
以下ネタバレありなので、嫌な方は読まないで下さいな。
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まず、個人的に納得いかなかったのが、奥さんの気持。(ニコラス・ケイジの奥さん、写真左方)
ご主人が現場にいたらしいと聞いたのに、ひたすら家で電話を待つだけ。
左下の次男が『パパが待っている、僕は現場に行きたい』と言っても、『何、バカなこと言ってるの』と叱りつけるし。息子が正しいよっ。

どうして?生きているにしろ、そうでないにしろ、私だったら家で待っているなんて出来ない。
もちろん、非常線が張られているにしても、少しでもそばにいたい。
相手の体温が、気配が少しでも感じられる現場で、誰よりも先に会いたい。
迷惑顧みず、非常線を突破するかもしれない。これは人妻の同僚も同意見。

結局腰を上げるまで、ずいぶんと時間が経っている。
なもんで、大変な目にあって、救出されたニコラス・ケイジが、『君が僕を助けてくれた』と言っても、イマイチ納得できないんだわ。愛が感じられない描き方なのよね。
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救出されたご本人と演じた俳優。やっぱり似ていますね。

救出された方は、本当に良かったけれど、
どうしてあの人たちは助かって、自分の家族または友人は助からなかったのか?と悲嘆にくれる人も沢山いたんだろうな。
その思いを背負って、生きていくのも大変なこと。
惨事に遭遇して、人生が変わってしまったことだろう。
その辺も映画では感じられなかったのが残念。もっと、違う映画にしてもらいたかった。。
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by blueinjpn | 2006-10-19 00:27 | Movie

NOELを観てきました

久しぶりにロードショウを観てきました。
先日昼休みに映画好きの同僚と話しながら、
どれどれ、今何をやっているのかな?とネットを検索していて、
見てみたいと思った映画、NOEL

c0074444_2355974.jpg何たって、私の大好きな女優さんの
スーザン・サランドンが出ているっ!
これだけで見たいのに、
しかもNYが舞台となれば、見に行くっきゃないでしょう。
もちろん、レディス・デーだけどさ。

NYが舞台の映画は、実は景色だけが素敵で、
『出た!しょうもないNY映画シリーズ~!!(タメイキ。。)』と思う映画も多いので、
多くの期待はしなかったのだが、
スーザン・サランドン様が、出ていれば何とかなるだろう、と出かけてみたのだ。


c0074444_2361415.jpgスーザン・サランドンは、『ロッキー・ホラーショウ』を見て好きになり、
『僕の美しい人だから』を見てさらに好きになり、
『グッド・ナイト・ムーン』を見て確信し、
『ムーン・ライト・マイル』も素敵だった、
もしかして一番好きな女優さんかもしれない。

美人というカテゴリーには入らないと思える
ビックリしたように大きな目の、
意思の強い顔立ちをしている、個性的な女優さんだ。

だけど、愛する痛みを知っている独特の表情を持つ顔が好きだ。

彼女の出ている映画で、ハズレのものを見たことがない。
脚本を選んでいるのだと思うが、
彼女の存在感で映画に重みが増すのだ。

c0074444_2362337.jpgわたしゃ、初めて見たんだが、このポール・ウォーカーも、涎が出るほど、イイ男じゃった。

こんなイケメンのポリスがNYにいたら大変なことになりそうだよ、全く。



以下はネタバレ気にしない方は、お読み下さいませ。
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まずファーストシーンのクリスマス風景がMidtownでないところが、
変わり者の私を嬉しがらせる。
ド定番のMidtownではなく、South Street Seaportなのが、
シブイんである。
なんか、やってくれるかもしんない。。と期待は盛り上がる。

映画の設定は、非現実的なようで、
NYに行ったことのある方なら、
『あの街なら、こんなこともあるかもな』と思うような映画なのだ。
大都会の、孤独な街に住む人間だからこそ、
真実が吐露出来ないくせに、
人恋しいのだ。

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「袖摺りあうも他生の縁」とでもいうのか。

心の奥深く沈殿してしまった澱(おり)が、
家族でも 恋人でも 友人でも 知人でもない
ふとした偶然で知り合った他者によって、
溜息や涙になり、吐き出されて、
自縛から解き放たれる。

偶然は必然なのかもしれない。

もしかして、自分が無意識のうちに求めていた
潜在意識から呼び寄せた運命なのかもしれない。

忌憚なく、本音を話してしまったのは、
自分について知識のない他者だからなのかも。

そして、相手と語り合うことによって解ることは、
相手自身の真実ではなく、
他ならぬ自分自身を見つけることなのかもしれない。

脇役を含め、芸達者が出ているので、
表情を見ていると、伏線が見えてくるのだが、
映画にすっかり惹きこまれ、あっという間に時間が過ぎた。

スーザン・サランドンが、秀逸なのは言うまでもない。
イイおばさんなのだが、なんでいつまでもこんなに素敵なのか。
人生に疲れていて、なおセクシーで魅力的である。
(ヤバイくらい色気のある男に言い寄られてるしな)

尻軽女のイメージだった(大変失礼)ペネロペ・クルスも、
同じ女でもどーしてこんなにルックスやスタイルが違うんだっ!と思うものの、
同様の悩みを持つ女同士なのね、と同感出来る演技で、
初めて素敵だなと思ったし。

映画の帰り道、
余韻に浸って思いを巡らすひとときも楽しい。。
そう思わせる映画でした。

USAの映画のサイトの方がカッコイイのはいつものこと。

オススメ度
★★★★+
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by blueinjpn | 2005-12-15 00:18 | Movie

二人の天才

日曜の夜にDVDをレンタルした映画2本。
どちらも天才ミュージシャンの映画。
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"Ray"。ロードショウで見たかったのに、上映映画館が少なく、見逃してしまったもの。
レイ・チャールズの魅力を満喫。

改めて、素晴らしい曲が多かったのだと思う。

ベートーベンのMoonlight Sonataといい、
スティービー・ワンダーのYou are the sunshine of my lifeといい、
視力を奪われた人はこんなにも、健常者よりもずっと、感覚が鋭いものかと思い知らされる。

主演俳優はレイ・チャールズ本人としか思えない。。

惜しくも逝ってしまった方だが、大きなコンサートホールでなく、
プレイヤーの汗がかかるほど小さな、紫煙のたゆたうClubで彼の音楽を聴いてみたいと思わせる。

7月のNYは、小さなJazz Clubに行こうかな。

さすが、アカデミー賞を取るだけあって、一気に引き込まれてしまう。
アカデミー賞は、レイ・チャールズの功績を称える意味もあると思うのだが。

12人の子供を設けたとはご立派。映画の中では子供は4人まで確認できたので、
あと8人いるってことね。

色気がなけりゃ、こんな素晴らしい音楽は作れまい。。

映画自体は好きだが、回想シーンが多すぎるのに辟易。
どうして最近の映画は皆こうなの?

実は、お母さん役の女優さんが一番印象に残ったのも事実。

オススメ度
★★★

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もう一つが”De-Lovely”
五線譜のラブレター という邦題は恥ずかし過ぎ。。
コール・ポーターの映画。
名曲"Night and day"が大好きなので、借りてみたのだ。

レンタルする時も、"Ray"と一緒に借りるのはどんなもんか?と思ったのだが、
やっぱり対照的だ。

"Ray"がBlack率99%に対して、
こちらはWhite率99%。

主演がケヴィン・クラインと知ってガックリ。。この人どうにも苦手なんである。。
薄化粧の顔にもしかして?と思ったらやっぱりそうだった。。

最初はレンタルして失敗したか?と思ったのだが、
彼の妻役アシュレイ・ジャッドが出てきて、いきなり映画が良くなった。

彼女が
私があなたを愛するように愛してくれなくてもいい と言ったとおり、
一方的な愛の痛みに耐えて、生涯を添い遂げることになる。

愛とはなんと、許容と忍耐を必要とするものか。

人を愛すれば愛するほど、喜び、切なさを通り越し、
胸の痛みと苦しみに満ちたものか。

映画は私の好みとは掛け離れていたものの、
アシュレイ・ジャッドの抑えた好演、美しさに心惹かれ、★ひとつUP。

オススメ度
★★+
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by blueinjpn | 2005-06-22 20:34 | Movie
ズル休みの日。
といっても1週間前に休みの予定をお願いしていたもの。

水曜日に休んだのは、レディスデーで映画を見たい所為もある。

nyramblerさんから伺っていた"Hitch"を見に行ってきた。

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6月上旬から公開の この映画、日本語タイトルがダサい。
”最後の恋のはじめ方”。 NYが舞台というとつい見てしまうのだが、NYの景色だけが素敵で、中身がない映画が多い中(私見でございます)、
実は大して期待していなかったのである。

ウィル・スミスも"Men in Black"とか興味のないジャンルの映画を、飛行機の中でぼんやり見たくらいで、印象のある俳優ではない。

エディ・マーフィほど、強烈なお笑い路線でもなく、
デンゼル・ワシントンほど、2枚目でもない、
何となく軽めの、やや詐欺師っぽい感アリ?(モトはラッパーらしい)

映画はある意味では予想の範囲内であり、
ある意味では予想外だった。

ネタバレ気になる方はご覧になりませぬよう。

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なんたって、ウィル・スミスが魅力的だった。
顔は正直好みではないのだが、妙にこの映画で魅力的に見える。
Tシャツを着た上半身も素敵。かなり鍛えてるなあ。。
相手の女優さんは、はっきり言って苦手なタイプだが、どうでもいい。
ウィル・スミスって、こんなにナイーブそうな、自然体のヒトだったっけ?

しみじみ考えてみた。
主役だからと言って、張り切りすぎてないところが良いのだ。
抑え気味に演じていて、好きな人の前で、クールに決めるハズが、キメの所でドジばかり踏んでしまう、素顔がカワイイ。

映画の内容自体は、結果も含めて予想内ではあるが(ツッコミを入れたくなる設定もありーの)、
予想以上のウィル・スミスと、セレブに果敢にアタックするクライアントの彼がイイ味出している。

人が人に対して本当に惹かれるのは、相手のふとした思いがけない素顔を見た時である。

カッコつけてて、ツケイル隙のない人にどうして惹かれるものか。
憧れとは違う、心を動かされるもの。

それは時にみっともなかったり、カッコ悪かったりする人間臭さだ。

用意周到や手練手管のテクニックではない。

彼の商売を裏返す事実が、人と人を結びつける。

カッコ悪さを嫌う都会のNYで愛が不毛なのも、素顔を相手に晒して傷つくのを恐れるためではないか。

この映画の舞台をNYに選んだのはそんな不毛地帯でも、
心から相手を望めば、願いは叶うから。

ラストシーンのダンスのカッコ悪さが映画を語っている。

カッコ悪くても、マジに誰かを好きになろうよと。

オススメ度
★★★
Happyな気分になれること間違いなし。

ただ翻訳がちょっと宜しくないような気が。
原語を理解しているわけではないのだが、ニュアンス的に違うのではないかと思うシーンがラストの方であり、映画の意味合いを変えていたように感じるのだが。。
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by blueinjpn | 2005-06-15 19:38 | Movie

THE POINT OF NO RETURN

皆様、GWの連休をどうお過ごしでしょうか?天気も良いし、遠出しているのかな?
私は祭日かつレディスデーを活用して、オペラ座の怪人(まだやってたとは。。)を見てきました。
Shall we dance?とどっちにしようかと思ったんだけど、ジェニファー・ロペスがイマイチ好きでないので、オペラ座にしました。(メイド・イン・マンハッタンではメイド姿が洒落にならないくらい似合い過ぎていた彼女。。)

何度か語っているのですが、私はMusicalがイマイチ苦手。
それでもBroadwayで30本以上は見ていると思います。
MusicalらしいMusicalで一番好きなのは、オペラ座の怪人
しかも見たのはずーーーっと昔で、オペラ座の怪人がNYで初めてOnした時でした。
席は半年先までSold out。
でも見たいよねーと、当時劇場街近くに滞在していたので、同じくBroadwayを挟んで近所に住む友人と立見席を手に入れるために、朝の4時頃から劇場外で待ったのでした。

窓口の横に座って夜明けを眺め、
出勤に向かうザッザッという足音を聞き、
マンハッタンの朝がエネルギーで満ちてくるのを感じたあの朝、
道端に座ってたので、視点が変わると風景も違って見えるんだなあと、印象に残ったNYシーン。
 
さて、Broadway Musicalでは、
背後霊のようにシートの後ろに立ったまま、
怪人に対する感情移入のあまり、涙にくれたものでしたが、今回はいかに。

既に見ている皆様も多いと思うので、ネタバレしつつ。
(知りたくない方は読まないでね)

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私が舞台で一番好きだったのは、キャンドルの灯った暗い水辺をゴンドラで怪人の部屋へ向かう、タメイキの出るほど官能的なシーン。
映画でも素敵なのですが、ちょっと微妙に違うかも。。(思い込んだイメージが勝手に出来てるのかも)

映画におけるキャスト

怪人役の彼は私の好みのタイプじゃなくて、ちょっと違うかなあと。
歌唱力も私が見た舞台の時は、バリバリの怪人役の人(Musicalに疎いので名前は忘れたけど)で見たので、比較したら辛すぎると思うのですが。

主役の女の子は、大スクリーンのアップに耐えうる綺麗で優しい顔立ちの子だけど、
個性が薄いポカン顔なーんて思ってたら、まだ17歳(撮影当時)ですと。

女の子の恋人役(舞台では印象が殆どない脇役)が、映画ではかなり大きなウェイトを占めているのだが、この彼が好みな顔だから困る。(左下写真)

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私は断然怪人派なので、迷うようなことはせんといて~って感じ。
映画では怪人と決闘したり、
彼の回想シーンがあったり。ちょっと余計だわねえ。

映画としては、久し振りにパンフレットまで買ったほどなのですが、
余計な回想シーンや、説明のシーンが多くてちょっと辟易。
どうしてここまで言わなきゃいけないのかな?
バラの花をイチイチアップにされるのもナンだか痒くなるしなあ。
バリバリロマンティックなのは承知しとりますが。。

また怪人ではなくて、この彼がメインになってしまったことも残念。

舞台でロングランになったのも、
誰もが自分の見せたくない、見られたくない部分を仮面の下に隠していて、
コンプレックスを抱えながらも愛されたいと願う気持ち
怪人に同感してしまうからだと思うのですが、
その辺の描きこみが足りなかった気も。

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映画で一番惹かれたのは
THE POINT OF NO RETURNのシーン。

女であれば(女でなくても)
こんなに焦がれられ、強く望まれることに憧れてしまう。

白馬の王子よりも
悪の香りのする官能的な彼に惹かれて当然。
ゴンドラに揺られて二人でどこまでも行ってしまいましょ~と思いますが。

なもんで最後のシーンはちょっとねえ。。

しかし、Musicalの大御所アンドリュー・ロイド=ウェバーはもっとジイサンかと思いきや、まだ50代なのにはビックリ。

昔Musicalでオペラ座を見た時、速攻Tapeを買って、1ヶ月毎日聞いたんだっけ。
あのTapeは何処へ行ったんだろう。探してみよう。

ドラマティックな曲が頭の中に流れまくってるし。

ガストン・ルルーの原作も読んでみたいなと思ったり。

オススメ度
★★★
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by blueinjpn | 2005-05-04 19:22 | Movie

Liberty Heights

夜中にふと目覚めてチャンネルを回していて、見つけた映画。
良いものは何かこちらを引き止めてしまう勢いがある。
途中から寝呆けて見たのに最後まで見てしまった。

映画のタイトルは後で分かった。
Liberty Heights

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Jewishの家族の話だが、重くもなく、淡々と水の流れのように話が滑らかに流れていく。
キャストに良い俳優を使っている。お父さんもいい。見たことのある俳優。
何より、次男が可愛い。
彼に惹かれて最後まで見てしまったのだ。
Black Communityとの関わりも描かれている。

次男とBlackの女の子の清純な二人の、信頼関係が素敵。
お互いをリスペクト出来るから、確かなものが生まれるのだ。

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こんなに物事がはかないものなら、
もっと心に刻めば良かった。

とエンディングのタイトルロールが流れる。
何の結論も出していないが、それぞれの今後が窺い知れる。

長男は「戦場のピアニスト」の主人公を演じた彼。
憧れの女性には、もうちょい違うツボを押すべきだったななどと思う。

それぞれの思いがリボンのように結びつき、またほどけて、別の道を進んでいく。

日本では未公開だったこの映画。「レインマン」の監督の映画とのこと。
道理で惹きつけられるはず。

レンタルしているなら、もう一度始めから見てみたい。

魅力のある映画が見つけられない中、久し振りに充実した気分。
物事は声高に叫ばなくても、通じるのだと感じさせてくれる。

オススメ度
★★★★

しかし今日会社で眠くなるだろうな。。
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by blueinjpn | 2005-04-26 06:23 | Movie