思い出すこと
2007年 10月 07日
東京の雑踏の中で、足早に歩いていると、ふと思い出すことがあります。
新卒から10年近く勤めていた会社の、同僚のこと。
私より年下の男性の同僚S君は、小柄でまだ少年の幼さを残した初々しい人でした。
小児麻痺を患っていたようで、片方の足が不自由でした。
歩く時は、小さな身体が左右に大きく揺れていました。
そして、小走りに進むものですから、更に大きく身体は揺れました。
他人に追い越されないよう、小走りに歩むS君は、
多分小さな頃から、人に追い越される日々だったのでしょう。
人の背中ばかり見て、過ごしてきたのかもしれません。
せっかちな私ですが、彼の姿が前に見えると、速度を落として歩きました。
今になって思えば、
目指すところは同じ、
そして
辿り着くところも同じ。
歩みの差だって、そんなにはなかったんだと。
逢う事もない、あの頃のS君に教えてあげたい気持ちになりましたが、
月日を重ねて彼だって気付いているはずと苦笑しました。
今、彼はどんな人生を歩んでいるのでしょう。
明日は体育の日です。
新卒から10年近く勤めていた会社の、同僚のこと。
私より年下の男性の同僚S君は、小柄でまだ少年の幼さを残した初々しい人でした。
小児麻痺を患っていたようで、片方の足が不自由でした。
歩く時は、小さな身体が左右に大きく揺れていました。
そして、小走りに進むものですから、更に大きく身体は揺れました。
他人に追い越されないよう、小走りに歩むS君は、
多分小さな頃から、人に追い越される日々だったのでしょう。
人の背中ばかり見て、過ごしてきたのかもしれません。
せっかちな私ですが、彼の姿が前に見えると、速度を落として歩きました。
今になって思えば、
目指すところは同じ、
そして
辿り着くところも同じ。
歩みの差だって、そんなにはなかったんだと。
逢う事もない、あの頃のS君に教えてあげたい気持ちになりましたが、
月日を重ねて彼だって気付いているはずと苦笑しました。
今、彼はどんな人生を歩んでいるのでしょう。
明日は体育の日です。
by blueinjpn
| 2007-10-07 22:25
| 中央線的生活